
Autdesk Fusion(旧Fusion360)で、図面を作ろうとしている方必見です。
Fusionの最新図面機能では、自動で図面作成してくれる(各投影図を自動配置し、自動で寸法を入れてくれる)機能などあります。今回は特に新しく効果的な機能を紹介します。
ただし無料でない機能もあり、この記事をみて使えそうであれば、Fusionは月毎でも購入できますので、必要な時だけ有料の機能をかってもいいかもしれません。
是非この記事を参考にしてください。またよくある図面のQ&Aものせてありますので参考にしてください。
図面の重要性
ものづくりをするには図面があると以下の利点があります。
・事前に検討が進み、あなたのものづくりがさらにいいものになる
・作成前に、家族に見せて意見を聞くことで出来上がった後、家族と喜びを共有でる。
・図面があることで、忙しいあなたに代わって外注さんが作ってくれる。
・図面を作る技術があれば副業や独立など今後の人生にとってもプラスになります。

Autodesk Fusion(旧 Fusion360)図面機能の新機能の紹介(5年前からの)
「ビュー」メニュー
赤く囲んだ部分が新しい機能です、その中で2つ機能を紹介します。
①ビューを分割 | 長い製品など一部を省略して表示するという機能 |
②断面ビューをブレイクアウト | 図面の一部を断面として切り取る事ができる機能 |

寸法メニュー
赤い部分が追加されました、自動寸法を整理するについては無料機能ではありません、後でどんな機能か紹介します。
こちらもいくつか機能を紹介します。
①折り曲げ半径寸法 | 大きな円弧の半径寸法 |
②弧長寸法 | 円弧の長さ寸法 |
③曲線の最小/最大寸法 | 円弧同士の距離寸法 |
④寸法配置 | 寸法の表示位置を揃える機能 |
特に④の「寸法配置」は、以前は手で寸法の位置を整えてましたので、この機能で非常に作業が楽になります。

注記とテーブル
色々な注記やテーブルが作成できるようになりました。
特に、「パーツ一覧」と「穴テーブル」の機能は便利です。この2つは改めて後で、詳しく紹介したいと思います

無料の機能でないものを紹介します
図面を自動で作成してくれる機能が有料となります。この機能は図面の作成を開始する際に、「自動」を選択するとビューの配置や寸法を自動で作成してくれます。この機能は非常に良いので後で詳しく説明します。
また、図面枠などのテンプレートの使用が有料になってしまいました
あとは寸法機能での説明でも触れましたが、「自動寸法」と「整理する」(自動の方)が有料になります、この「自動寸法」についても後で詳しく説明をいたします。
また有料では1ファイルに複数のシートが作成できますが、無料では1シートとなっています。
さらに、「出力」が有料となってしまいました、PDF出力はWindowsの機能で印刷時にPDFを選択する方法がありますが(Q&A参照)後のデータについては出力ができません。

実際の操作での説明
実際の操作を動画で説明しますので以下の動画をご覧ください
もっと詳しく知りたい人へ
有料になってしまった機能は残念ですが、全体的に機能も増えて図面としては書きやすくなりました。
「自動図面」や「自動寸法」の機能は有料ですが、まだ問題もあるので、有料版を使うのは、もう少し様子を見ても良いかもしれません。
ただ個人的には出力として「DXF」や「CSV」の出力ができないのは少し残念に思います
もし、もっと詳しく知りたいという方は、Fusion360の図面講座があります。
この記事を見ていいただいた方には、少しでも安く見ていただきたいので、下の概要欄にクーポン配布のページを紹介しています。
期間に制限がありますので、配布ページの期間を確認し受講いただければと思います。


Q&A
- QFUSION360で2D図面をPDFで無料でエクスポートできますか?
- A
無料版では、FUSIONから出力する事はできませんが、「印刷」を選択し、プリンタ名を「Microsoft Print to PDF」にしていするとPDFで出力できます。
- Q1つのページに、3D視点の表示を違う角度から2つ写す事ができますか?
- A
出来ます。ベースビューを追加する事で違う3D視点からの図が追加できます。
- QFusionは、2Dだけで図面が書けますか?
- A
2Dで書くことはできますが、その場合は他の2D専用CADの方が効率が良いのでお勧めしません。
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